なりすまし・誹謗中傷対策
なりすましについて
全くの別人が本人にふりをして活動することを、なりすましと呼びます。
芸能人のふりをした全くの別人がTwitterを行っていて、芸能人本人が否定するといったニュースもあります。
今回、インターネット選挙運動において活用されるインターネットメディアでは、ツイッターやフェイスブックといったSNSがなりすましのリスクがあります。
誹謗中傷について
他人を過度に批難したり、徹底的に悪口をいうことを誹謗中傷と言います。
例えば、ある候補者について全く根拠のない事実について批難するといったネガティブキャンペーンを行うことも誹謗中傷に当たります。
なりすましや誹謗中傷の対策について
ツイッター運営者が本人確認をしたアカウントに対して、それを表す認証済みバッチを表示するなど対策を講じています。
しかし、事前になりすましを防いだり、誹謗中傷を防ぐといったことは、インターネットを活用する以上、非常に難しいものです。
つまり、なりすましや誹謗中傷は必ず起きうることである、ということをあらかじめ想定した上で適切な対策方法を準備しておくことが大切です。
対策方法としては、「候補者の名前をYahoo!JAPANやGoogleなどの検索エンジンで検索し、検索結果を100位(10ページ目)までチェックするという作業を、少なくとも1週間に1回は行う」というものです。
このチェックは、機械やシステムなどの自動的なチェックに頼らずに、きちんと「人の目検」によって行うことが重要です。
そして、これらのチェック内容をレポート化しておきます。
その上で、なりすましや誹謗中傷と判断したものに関しては、それぞれ「削除依頼」を行ったり、弁護士に依頼したりするなど個別に対応していくという対策が考えられます。
地道な対策方法ですが、長期的に考えた場合、最も確実な方法と言えます。
ただし、これらの作業を全て自分自身のみで行う場合には、多大な時間と労力を要します。
また、専任のスタッフや専門業者に委託する場合は、どういった対策を行うのか等の観点から十分な比較検討を行うよう心掛けましょう。